家引き(曳き家とも言います)とは、家屋を解体することなく、別の基礎に移動させることです。家を、油圧ジャッキで少し浮かせ、移動先に向かう軌道に載せ、徐々に少しずつ動かしていきます。
道路拡張による家屋の移動が必要なとき等、10m〜100m以上でも、移動させることができます。
家の方向も、新しい基礎の高さも自由に変えることができます。
土地が低いために、あるいは湿気のためにお困りのときなどに、家屋を持ち上げて、基礎を高くした後に、その基礎に家を戻します。
また、駐車スペースを確保したい場合など、家屋を1階分持ち上げて、その下に鉄骨を組み立て、そこに乗せます。1階を、駐車スペース/その他の用途で利用できます。
家のどこかに、傾斜や歪みが生じると、建具(ドア・襖・戸・窓など)が動かなくなったり、外壁や内壁に亀裂が発生します。
その傾斜や歪みの原因である部分的な「沈下」を解決して、家の水平を確保します。
家の傾斜は、大きな精神的ストレスとなります。早めの修繕をお奨めします。
重いものと言えば、巨石ですが、奈良の石舞台古墳の石室を構成する巨石三十数個の総重量、なんと、約2300tです。平均でも、1個約60tという計算になります。
奈良の古墳時代の人は、別け分からないくらい、力持ちだったのですね。・・・・
違います。「超絶に重い物」を運ぶには、古代から、「コロ」と「テコ」の原理が使われています。60tの巨石となると、簡単には動かせないでしょうが、数tくらいの物なら、「コロ」で容易に動かせます。